ピース又吉も太鼓判をおす若手ショートショート作家田丸雅智さん。星新一さんの孫弟子でユニークな視点がおもしろい作家さんです。どんな状況で執筆してたんでしょうか?田丸雅智さんの高校やプロフィール、『夢巻』や新刊についてまとめています。
田丸雅智さんの出身地&高校
愛媛県出身の田丸さん。
じつは明治を代表する文学者正岡子規ともゆかりのある方です。
高校が一緒なんですよ。
愛媛はすごくのんびりした土地です。特に松山市は田舎とも都会とも言えない、とても不思議な町なのですが、帰省して一人ぼんやり町を歩くと、なんだかほっとしますね。
私の母校は夏目漱石「坊ちゃん」の舞台となったところで、文学に興味をもつひとつのきっかけとなりました。ほかにも、正岡子規は私の高校の先輩でもあるのですが、愛媛県では小学校の夏休みの宿題で、俳句づくりを課せられます。
夏目漱石ともつながりがあったんですね~。
正岡子規の出身校で夏目漱石『坊ちゃん』の舞台となった学校が愛媛・松山中学。
戦後に松山東高校になりました。いまも建物の一部が保管されています。
しかし愛媛では小学校の夏休みの宿題で俳句作りがあるんですね~。
愛媛・松山は多くの俳人を輩出しているのもこのような教育面で方針とか、
「田舎とも都会とも言えない」土地柄とかが影響しているのかもしれませんね。
松山出身、あるいは松山にゆかりのある俳人には、
正岡子規のほかに種田山頭火、河東碧梧桐、高浜虚子、中村草田男などそうそうたるメンバーが顔を連ねています。
国語の教科書に全部でてきますよ!まさに俳句の町です。
日本語と言うのは、俳句や短歌のように短い言葉で気持ちを伝えやすいように発展をしてきた言語です。
ともすれば松山は日本語の根幹。
ショートショートも短い言葉でストーリーを簡潔に分かりやすく表現したものなので、田丸さんも少なからずその影響は受けているんでしょうね。
高校までの愛読書は星新一さんの本とのこと。
文章を書く上で、伝えたい事がちゃんとかけているか?星新一さんのショートショートは参考になります。
今回はちょっとCMです(^^) 松山東高、平成18年卒の田丸雅智さんの情報を!... - 愛媛県立松山中学・松山東高同窓会 関東支部 | Facebook
同高校の出身者からも応援されています。
やはりこう言うのは嬉しいんじゃないんでしょうか?
ちなみに田丸さん、東京大学工学部、東京大学大学院工学系研究科卒。
すごいんです。
出張授業なども小学校でやったりしてらっしゃるみたいなので、
教育関係者の方などご興味のある方は問い合わせされてみてるといいと思います。
入退会自由のオンラインサロンも設けられています。
ファンとのつながりとか、ショートショートの再興とかを大切に思ってらっしゃる方ですね。コンテンツにはショートショート寺子屋もあるので作家になりたい人にもおススメです。
『夢巻』はお勤めしながら執筆!2015年新刊は?
初の単独本『夢巻』。
広告代理店に勤めながら執筆されていたようです。
二束のわらじは生半可な気持ちではできないので尊敬してしまいます。
本好きも本嫌いも楽しめる作品です。
大根を刀に見立てて侍の復讐(ふくしゅう)劇を描いた「大根侍」は、新宿の雑踏を素手で大根をつかんで歩く人を見たときの違和感から生まれた。
アイデアはこんなところから生まれてるんですね~。
単行本第2弾『海色の壜』も発売されていますね。
装丁が山田祐基さん。とても素敵な装丁です。
2015年には3冊の新刊が出る予定。
今後の作品にも注目ですね!